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第七塩
   投稿者 ・ ニャん湖 様   




これは、2年前の出来事でした。

あの日は、雨の日で部活で帰りが遅くなり
友達と急いで歩いていました。

もう完全に暗くなった時、
私は忘れ物に気付いて急いで学校に戻りました。
学校に着くと門が全部閉まっており、
開いていた窓から侵入し、真っ暗な廊下を歩いていました。

そして、教室のドアを開けると昼間とは違う静けさが漂っていました。

すると、流し台のほうからジャージャーと水の流れる音がしました。

わたしは、急いで水を止めて忘れ物を取り
教室を出ようとした瞬間、水の流れる音がして
振り返るとなんとさっきとめたはずの流しから水が流れていました。

私は、びっくりして急いで教室を出て廊下を走っていると
後ろからピチャピチャという足音が聞こえてきました。

うしろを振り返ると

なんと血塗れの人がどんどん近づいてくるのです。

私はびっくりして、その場で気絶してしまいました。


次の日私は先生に起こされて
昨日あったことを話しましたが、信じてくれませんでした。
しかし私の洋服にはちゃんとあの人の血がついていたのです。
私は決して忘れることはできません。





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